龍文堂 名人安之介の鉄瓶の価値

こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。以前書かせて頂きましたが再度、龍文堂名人安之介の鉄瓶の価値や業者による買取価格について記事を書いて行きたいと思います。

 龍文堂 名人安之介の鉄瓶

安之介の鉄瓶はたびたびオークションでも出品されて高額で取引されています。宝珠形、丸形の形をした鉄瓶が多く、金銀象嵌の施されたものは人気が高いです。

彼の鉄瓶では鉄瓶の本体、胴の部分に龍文堂造の横銘が入っている場合が多いです。また、蓋裏には下記のように龍文堂造の後に安之介の花押がくっきりと刻まれているのが一般的です。

高額で売買される事が一般的で高い物ですと400万円を超える値がつく事もあります。年々価格が上昇しており2015年はここ10年程で最も高額で売買される事が多かったように感じます。それでは早速、龍文堂 名人安之介の作品を何点か見て行きたいと思います。

龍文堂 安之介造 純銀摘み 金銀象 嵌葦雁図平寶珠形鉄瓶

龍文堂 安之介造の美しい鉄瓶です。おそらく大正時代に作成された鉄瓶だと思われます。シンプルですが美しい象嵌となっており、形も非常に良いです。

胴の銘は一般的な上記のような横銘となっています。殆んど市場にでないのですが特注品の場合、縦の銘になっている場合がありますので注意が必要です。また蓋裏、共箱には下記のように龍文堂造の後に安之介の花押が刻まれており、おそらく贋作ではない事が判ります。

こちらの鉄瓶は共箱もあった事から真贋を見分けるのには材料が豊富でした。2012年にオークションに登場し最終的には450万円程で取引が行われました。

業者による買取価格

名人安之介の鉄瓶は業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となることが一般的です。

彼の作品はどれも一級の骨董品で安くても数十万円の値はつきます。今回の記事が鉄瓶の買取査定や鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。