白観堂の銀瓶・鉄瓶の価値

こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。今回は白観堂の銀瓶、鉄瓶の価値や業者による買取価格について書いて行きたいと思います。

白観堂の銀瓶とは

白観堂の銀瓶は製造数が少なく市場に出回る事が少ないためあまり目にする機会がありません。

象嵌は提手(持ち手)などへ施される事が多く胴等への象嵌は殆んど見られません、一般的に象嵌が施された鉄瓶は高額で取引されており白観堂の銀瓶においても象嵌が施された物は90万円を超える金額で取引されています。

何点か白観堂の銀瓶について見て行きたいと思います。

白観堂造 純銀 蓋裏摘 金銀象嵌提手 松地紋鉄瓶

平安白観堂共箱入題字に「純銀摘蓋裏長閑形鉄瓶」とあるすばらしい真物保証の名品鉄瓶です。提手に美しい金銀象嵌の花幾何文様の意匠が施され美しい素肌地紋に松原の浮文様が描かれた一級品となっており、最終的には90万円を超える金額で取引されました。

昨今取引された白観堂の鉄瓶の中ではかなり高額の部類に入ります。

白観堂 芳定純銀摘蓋裏嵌金銀 桜松原地紋鉄瓶

こちらもなかなか美しい鉄瓶となっています。鉄の角形の提手には側面に金銀の桜散らし文、上部に雷紋様の銀象嵌が施されています。 美しい白肌の地紋に松原と帆舟の地紋が描かれている名品鉄瓶です。

こちらの鉄瓶は最終的に58万円程で売買されたものです。そのほかもう一点ほぼ同じ地紋が描かれている瓶が40万円程で取引されており、この価格帯が市場価格のようです。

業者による買取価格

白観堂の銀瓶・鉄瓶は業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の6割~9割程度での買取となることが一般的です。今回の記事が業者による鉄瓶の買取査定や鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。