釜や鉄瓶の膚について

こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。今回は鉄瓶や釜の膚について書いて行きたいと思います。

鉄瓶、釜の膚とは

形だけでなにも無い鉄瓶や釜を素文(すもん)と言います。侘び茶が茶室に囲炉裏(いろり)を取り囲んだ時の釜や鉄瓶は素文でした。そして釜は使用後には熱湯に灰を入れた物で煮て、その後、新しい湯で磨き洗いをしました。

初期の侘び茶では、一点の汚れも無い釜や鉄瓶を必要とし、美しい存在とは綺麗でなければならないという意識がありました。しかし、室町時代の後期になるとさびた釜や鉄瓶が磨いてもすぐに錆びる現象に対して、さびる事を是とし、自然をそのまま受容する詫び意識へと変容しました。

膚釜 素文鉄瓶

このような意識の変化からさびた状態を演出する釜や鉄瓶が作られるようになりました。室町時代後期に始まった膚釜は錆びる美学を強く求めた結果でもあるから、形とともに外に向かって主張する傾向にありました。

その後、桃山時代後期には主張する必要がない程に詫び茶は広がり、膚釜への理解は浸透して行きました。今回の記事が鉄瓶の売却・買取や鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。

鉄瓶の買取業者一覧

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